携帯＋コンビニ＝駅売店 その２

阪神梅田駅西出口の新聞販売スタンドもなくなった。このスタンドには思い出があります。
大阪でASEANだったか何かが開かれるのを機に、ホームレスや違法露店の排除を行った時があり、その折このスタンドも撤去されることになりました。
その時は地下街の柱に寄り添ってこのスタンドはあったと記憶します。

結局、阪神電鉄の敷地内にスタンドを移動して営業が再開され、「よかったですね」と店の人に言ったのを記憶しています。
私はその店で会社帰りによく雑誌を買っていました。

２つめの思い出は、公衆電話をかけようと思った時に、10円玉も100円玉もなくて、50円玉2個を持ってそのスタンドに両替を頼みに行った話です。
「あのー両替・・」と言ったとたんに、おばさんが「両替はできません」と怖い顔をして言い捨てたのです。
それ以来、二度とこのスタンドでものを買うことはしなくなりました。

それからもう10年近く経ったと思います。
毎日前を通りながら一度も買ったことがない。

そうこうするうちに、ついにスタンドが無くなる日をむかえたのです。

かつてなら、夕方この店の横を通ると、スポーツ新聞や夕刊紙が高く積み上げられ、マンガ本の発売日もすごい高さにマガジンが積まれていたものです。
私はその見出しを見て、出来事を知ることが多かった。
でもいつしか、高く積まれることはなくなり、少しの量が置かれるのみになっていました。

スポーツ紙の大見出しを見てつい買ってしまうという購買行動そのものがシュリンクしたんですね。

ネットで見ればわかる。実際は新聞を読めばもっと豊富な記事がのってるんですけど。

タグ：スポーツ新聞 夕刊紙