日本ではケンミンショー、米国では黒人・ヒスパニック・アジア人好み

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昨日、ビジネスウイークの記事を読んでいたら、アメリカでは黒人やヒスパニック、アジア系の人を主役にしたり、彼らの好みに合わせた商品をメインにすえたコマーシャルが増えていると書いてありました。
その代表がマクドナルドだそうです。
ヒスパニックの人が好むワカモレなどをメニューに取り入れて、売上が伸びたとか、黒人の方が好む甘いコーヒーをメインに訴求したCMをやって成功したといった話です。

この記事を見て思い出したのが日本のケンミンショー。

アメリカでそれほど非ヒスパニック白人以外の人口が増えたのか? と思って調べたら、アメリカ全土でみればまだ非ヒスパニック白人が3分の2を占めていて、ヒスパニックが14.2%、黒人も同じくらい、アジア系は5%くらいですから、マイノリティといえばマイノリティなのです。(ここを参照)
しかし、カリフォルニア州では非ヒスパニック白人が2008年の時点で42.3%と5割を切っています。

ビジネスに関して言えば、ボリュームゾーンをざっくりと刈り取るのが最も効率のいいビジネスだったわけですが、それが行きつくところまで行きつけば、マイノリティの市場を発掘して行かないと伸びなくなるわけで、今ってそういう時代に来ているのかと思います。

情報発信に関しても、中央発、メジャー発の情報はもうやりつくした感があり、だからこそケンミンショーのような番組が面白く感じるのですね。

アメリカのマクドナルドのケースは、マイノリティ向けの訴求が実はマイノリティだけを動かすのではなくて、マジョリティにまで影響を与えるのだ。それを狙っているというのです。

日本でも地方発ヒット商品というのはたくさんありますよね。辛子明太子なんて昔は東京や大阪では売ってなかったし、水菜も関西人の食べ物だったのが今や関東でも人気と言います。

なのに、マスのビジネスをしている人は、今でもボリュームゾーンの顔色ばかり見ている気がします。
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