トヨタ、ホンダなどの生産再開が難航 [PRODUCTS]

阪神淡路大震災の時も自動車の生産はストップしました。
今回は阪神の時よりも被害が広範囲で深刻とはいえ、なかなか生産が再開できないことで、少し考えさせられます。

阪神の時、ギリギリのジャストインタイム方式ではたちまち生産中止に追い込まれることを学習し、やや余裕を持たせるようにしたとは聞いていましたが、それでもおっつかないのですね。

「危機管理」、リスクマネジメントなどとカッコのいい事を言っても、今回のような「想定外」の出来ごとが起こると、たちまち準備していたことが空しいものになってしまいます。
ここまでの危機を想定したら、いくらお金があっても追いつかない。そう考えるのが正解でしょう。

日本の建築基準は耐震基準が厳しいので、私は専門じゃないけど、きっと建築コストが耐震のためにかさむのでしょう。

自動車産業は沢山の部品を最終的に組み立てるスタイルなので、その部品が届かなくなるととたんに作れなくなる。リスク分散するなら、部品の調達先も分散せよ! ということになるんだろうけど、汎用の部品ならともかく、ある車種だけに特化した部品もあるだろうから、口でいうほどは簡単でないのでしょう。

ビジネスが厳しくなって、アソビ・余裕なんてものが、なかなか許されなくなればなるほど、危機の際にはダメージが大きくなりますね。

もし、一般家庭がジャストインタイムで食事の材料を準備していたら、地震発生10日後に助かるなんてことは起こらない。阪神のときも、正月用に買いためていた食料の備蓄が多くの家にあったので、家を失わなかった家庭では、それで4~5日はしのげました。

産業の方は、災害時の十数日間の生産停止の方が得という計算になるでしょうね。十数日間ですめば!ですけど。

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