日本の奇跡の謎(新型コロナ)

人口当たりの陽性者、死者が少ない事、検査体制は整っておらず、法的規制も弱いのに何故?
というのが、我々日本人自身もわからないし、増してや諸外国から見ると不思議ということになっている。
日本に限らず、東アジア(中国、台湾、韓国など)も人口当たりの陽性者、死者が少なく、人種も関係しているのだろか? 研究が待たれるとのこと。

20200527表.jpg
ここでまず、中国について整理しておきたい。中国は武漢を完全封鎖したので、武漢(湖北省)だけが突出した状況になっている。表は5月27日現在のデータで作成したもので、湖北省だけを取り上げると、人口10万人当たりの死者数は7.9人で、中国全土でおしなべたときの0.3人の20倍以上であり、ヨーロッパの中で比較的死者の少ないドイツよりもやや低い程度になる。

まだ未知のウイルスだったというハンディはあるが、武漢型のウイルスは感染力が弱かったとの報告もあることを勘案すれば、「東アジアは・・・」と言い切れる数字ではない。

台湾・香港は日本よりも暑いし、どうもコロナは暑さ(紫外線)には弱いようなので、封鎖・医療体制などの条件がもし日本と同じでも、日本よりも死者は少なくて済んだのではないかと思われる。

「新型コロナウイルスは口の中でかなり増殖する」だから、歯磨き舌磨きを一日何回もすれば、感染力を抑えられるという話をテレビで見た。そこでひらめいたのがお茶を飲む習慣。調べてみると、茶類の中でも緑茶が最も殺菌力が強く、発酵が深いほど殺菌力は弱まるらしい。なので、緑茶>紅茶であり、ウーロン茶と呼ばれる半発酵茶であれば、発酵度合いが低い青茶(台湾などで多くのまれる)は紅茶よりも殺菌力があるようだ。

中国では消費される茶の63%が緑茶で、これを湖北省に当てはめると10万人当たりの消費量は約22tであるのに対し、日本では114tとなる。韓国は茶の消費量のデータが発見できなかったのだが、韓国では茶は高級品で、コーン茶やマテ茶などが飲まれる機会が多いようなので、韓国での死者の少なさは茶では説明できない。

日本国内に目を向けると、静岡、鹿児島などの茶所では、10万人当たりの陽性者2.0、0.6、同死者0.03、0である。比較のために東京は陽性者38、死者2であるから、その差は著しい。ちなみに人口密度との相関を前の投稿で指摘したので、静岡や鹿児島と人口密度が似た県と比較してみると、静岡と人口密度の似た茨城では陽性者5.8、死者0.34なので、やはり静岡県は少ない。鹿児島と人口密度の似た大分は陽性者5.2、死者0.09なのでこちらも鹿児島の少なさが目立つ。

いろいろな要因のある感染率や死亡率ではあるが、緑茶をよく飲む習慣も関係していると思いたいし、せっせと緑茶を飲みたいと思ってしまった。
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