大阪のコロナ、7月28日は第一波の4月15日に相当か?
このグラフは、大阪府の新型コロナ陽性者の認定日(発表日)について、30代以下の数を第一波と第二波を重ね合わせたものだ。赤の方の第二波の最終が7月28日(昨日)である。
次のグラフは、同じく40歳以上のグラフである。こっちを元に、一つ目の30代以下のグラフも作った。
私の仮説は、第一波の時は、なかなかPCR検査が受けられなかったし、武漢・帰国者等のしばりや、症状のひどい人がPCR検査で優先された経緯があり、その結果、20代・30代は比較的症状が軽いとか無症状だったりするので、第一波に数字が上がらなかった人が多かった。それに対して、第二波の場合は検査数が増えて若い人、軽症の人が検査を受けやすくなったのではないか? とういうものだ。
だから、40歳以上の数字だけで比較した方が、第二波が第一波のどの段階に相当するかをイメージしやすいのではないかと考えた。→2番目のフラフ。
すると、7月28日は、第一波の時の4月15日くらいにあたるようだ。
ちなみに第一波の時、東京都・大阪府など7都府県に緊急事態宣言が発令されたのが4月7日、後17日には全国に拡大された。
緊急事態宣言が解除されたあと、大阪府は検証を行い、「実際の感染のピークは3月末で、4月7日には既に収束の方向に向かっており、自粛(接触機会の大幅削減)の効果は限定的。」と判断した。
もし第一波と第二波の状況が似ているとすれば、4月15日に相当する7月28日は実際の感染に関しては既に収束に入っていることになる。が、第一波の時と今とでは、色々な状況が違っている。
①経済をまわしながら(接触の機会も多いし、GoToキャンペーンもやっている)になっている。
②夏休みに入り、当然人の移動が拡大する。
③半年の経験がプラスにも働くものの、感染が身近でなかった人にとっては「なんとなく大丈夫感」のようなものがある。
だから、今後の動きも注視して行きたい。
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