料理というのはそれ以上でもそれ以下でもない

danchuのレシピNo.1に輝いたというピエンローを作ってみた。
その結論が、料理というのはそれ以上でもそれ以下でもないということだ。

つまり、使った材料と調理方法の結果として、得られる味そのものでしかないということだ。

いろいろなテレビのグルメ番組や、ケンミンショーなどで紹介されるレシピを試してみるのだが、いずれの場合もそうだ。出演しているタレントが大げさに美味しいということを伝えようと表情や言葉で表現してくれるのを見て「ひょっとしたら、意外な美味しさがあるのではないか」という錯覚に陥るのだが、まあ、そんなウマい話はないのだ。

何かと何かを組み合すことで、想像もしない美味しい味が出現するなんてことは、ほとんどない。

材料だって、同じ鶏肉なら、元の素材の良し悪しや、他の素材との相性によって味は決まってしまう。

そう思って、もう騙されないぞと思いながらテレビを見ていても、つい騙されてしまう私は学習能力がないってことだね。