「まれ」のセリフを叫びたくなる大阪の洋菓子 [FOODS]

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阪急百貨店梅田本店は、大きな百貨店である。が、ここって、売っているものの偏りの激しさといったら、どのジャンルでもかなりスゴイものがある。別に、選択と集中をやっているわけではなく、おそらくは顧客ニーズというか売れ筋を意識するとこうなるのか、もしくは出店している各ブランド側の読みが右へ倣えなのか?

今回は洋菓子の話という事で、阪急の洋菓子売り場を例えるならば、酢豚と麻婆豆腐と八宝菜とかに玉しかない中華料理店が、何件も軒を並べているようなものだ。

どのブランドも、ショートケーキ、チーズケーキ、モンブラン、チョコレートケーキ(ザッハトルテとか名前はいろいろ)、カシスのムース、季節のケーキ(今ならイチジクとかぶどうがのっている)という感じで、選択肢が極めて少ないのだ。仕事帰りにケーキを買おうと思ってぐるぐると広い売り場を見て回っても買う気になれない。阪神・大丸も似たり寄ったり。

朝ドラの「まれ」の中で、顧客が欲しいケーキと作り手が食べてほしいケーキのギャップに苦しむというストーリーがあったけれど、まあそれが現実で、その結果があの阪急のケーキ売場なのだろう。コンクールで「あたりまえで、何の創意も感じられない」と酷評されるシーンがあったけれど、そのセリフを売り場の真ん中で叫びたくなる。

それでふと、神戸はどうなんだろう?と思い、昨日は仕事帰りに梅田から三宮へ直行してそごうのケーキ売場を見てきた。

入っているブランドのほとんどが阪急と同じなので、8割がたは同じなんだけど、少し違っていてほっとした。上の写真はショコラリバブリックというブランドの、苺美人と白美人という名のケーキ。何と和菓子の餡を使っている。
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あと、お店の人にしっかり観察されてしまって写真が撮れなかったのだけど、トゥーストゥースは、タルト類が中心だった。
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この写真は同ブランドのHPからお借りした。

にしむらコーヒーで先日食べたケーキもタルト系で、かなり月餅に近い感じで中身はドライフルーツがぎっしり。
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こんな風に、神戸では少し変わり種やタルト類があって、救われた。

和生菓子となると事情はもっと深刻で、かの阪急でも扱っているのは鶴屋吉信1つだけという有様。もう生菓子は京都へ買いに行かなくてはならないのか? 文化遺産・・・このままだと和生菓子は消えてしまう。
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