シャンプー奮闘記

シャンプー選びで２回も失敗して、やっと何とか会う物に漕ぎつけたので、そのことを書いてみたい。

まずなんで２回も失敗したかというと、それまで使っていた商品が身近で売られなくなったからだ。
以前はいわゆる「せっけんシャンプー」を使っていた。商品としてはまだ存在するが、ドラッグストアやスーパーであまり見かけなくなった。その前はLUSHのソリッドシャンプーを使用。これは廃番になった。

そこで、類似した商品かと思い「牛乳石鹸の無添加シャンプー」というのを商品名だけにひかれて買ったが、これがだめだった。すすいでもすすいでもヌルヌルして、乾いた後、頭皮がかゆくなる。

このヌルヌルは「アミノ酸系の界面活性剤」が原因だと以前聞いていたので、次は非アミノ系かつノンシリコンのシャンプーを探した。その結果買ったのがLUXの「エアリースタイル」というもの。これは、ヌルヌル感がやや少ないが、それでもまだぬるっとしていて、乾くとやはり痒くなった。

結局すすいでもすすいでも残るぬるぬる物質が頭皮を刺激しているに違いないと思った。そこで私は成分を調べてみた。

■　「カウブランド 無添加シャンプー」成分
水 ベース成分
ＤＰＧ 保湿成分
コカミドプロピルベタイン 植物性洗浄成分
ココイルグルタミン酸２Ｎａ 植物性アミノ酸系洗浄成分
スルホコハク酸ラウレス２Ｎａ 植物性洗浄成分
グリセリン 保湿成分
セテアレス－６０ミリスチルグリコール ベース成分
トリイソステアリン酸ＰＥＧ－１６０ソルビタン ベース成分
ココイルグルタミン酸Ｎａ 植物性アミノ酸系洗浄成分
ＰＣＡ－Ｎａ 保湿成分
コハク酸ジエトキシエチル 保湿成分
ポリクオタニウム－１０ 植物性コンディショニング成分
クエン酸 ベース成分

→　着色料・香料・防腐剤・品質安定剤は無添加であるが、アミノ酸系の界面活性剤を使っていた。

■　LUXの「エアリースタイル」成分
水
ラウレス硫酸Na　（主洗浄成分）
コカミドプロピルベタイン（植物性洗浄成分／両性界面活性剤）
塩化Na、ザクロ果実エキス、コチョウランエキス、アルギニン、
ポリクオタニウム-10　（カチオン系界面活性剤／コンディショニング剤）
グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド　（カチオン系界面活性剤／コンディショニング剤）
グリセリン　（保湿剤）
酢酸トコフェロール　（酸化防止剤）
PPG-7、PG（保湿剤）
クエン酸、水酸化Na、EDTA-2N　a（安定剤）
安息香酸Na　（防腐剤）
メチルイソチアゾリノン　（防腐剤）
メチルクロロイソチアゾリノン　（防腐剤）
香料

→　さすがにアミノ系界面活性剤は使われていないけど、両性界面活性剤とアニオン系の界面活性剤が使われていて、これらがヌルヌルの原因のようです。

■　消費者が「しっとり」「さらさら」を望むから・・・

両性界面活性剤とアニオン系の界面活性剤というのは、コンディショニング成分であって、これらが入っているという事は即ち、リンスインシャンプーを使っているようなものということになる。

私は超昔に、世間の人がリンスインシャンプーを知らない頃に、スポーツ後に使うのに便利だと思って使ったことがあった。その時の感想は、「ちゃんと洗えない」であった。

リンスやコンディショナーというのは、洗ったあとに残る陰イオンを中和するのが基本の基本としてあって、プラスアルファ、ダメージ部分を埋めるような成分とかいろいろ混じっていて、結局はきれいに洗ったあとに少し「汚す」ようなものである。洗浄と相反する成分をごった煮にしたシャンプーがどうも喜ばれるらしい。

しかし、私にはそれが痒みの原因になるようだ。

よく美容室でシャンプーしてもらっている時に「かゆいところはありませんか？」と聞かれる。シャンプーが合っていて、洗髪を何日もさぼっていない限り、痒いなんてことは普通は無いと感じているのに、なんでそんなことを聞いてくるのかと不思議だったが、きっと私と同じように、シャンプーやコンディショナーが原因で、頭皮が痒い人が多いのだろう。だからそんな事を聞いてくるのだ。

■　結局行き着いた「田舎娘せっけんシャンプー」

上記の商品をＣＯＯＰで発見。これはシンプルな成分である。

使ってみたら、洗っている最中の香りが古っぽいのが残念だが、洗い上がりはまあまあで、乾いた後も案外しっとりしている。サラサラ感はない（シリコン入ってないから）。もう少し使い続けないと結論は出せないが、前の２ブランドよりはかなりマシ。


まあ、今回、ネットでいろいろ調べてみると、情報は錯そうしている。アミノ系をダメというサイトもあれば、アミノ系を褒めたたえるサイトもある。何が真実かわからない。結局は自分の肌や髪に合うかどうかで判断せざるを得ない。