マスが見落とすもの捨て去るものとインターネット [IT]
■ポール・ポッツ、スーザン・ボイル
少し話題は古くなりますが、ポール・ポッツ、スーザン・ボイルはBarrymore's My Kind of Musicや、ブリテンズ・ゴット・タレントいうテレビ番組に出場して多くの観客や視聴者に感動を与え、その映像がYouTubeを通じて世界を駆けまわったことで瞬く間に世界的な歌手として有名になりました。
皮肉なことに、従来のテレビ、芸能プロダクション、音楽界からは見向きもされていなかった二人が、テレビの番組企画の中から登場したのです。彼らの声、表現力には人の心を動かす何かが備わっていました。ただ風采はあがらない(失礼)し、音楽の世界へデビューする本道からははずれていたために埋もれていた才能ということになります。
このケースは、マスが見落としていたものを皮肉にもマスが発見したという構図です。
しかし今、YouTubeなどを通じて、多くの人々が発表の場を得て、彼ら二人のようになる可能性のある予備軍の人たちが生まれつつあるようです。
残念なことに、インターネット発で火がつくという現象も、①最初はインターネット内の口コミで徐々に広がる → ②それをマスコミが発見して話題として取り上げる → ③マスコミで取り上げられたのを見た人がまたインターネット内で話題にすることでさらに盛り上がる・・・という流れのようで、インターネットだけで大きな話題になっているわけではなさそうです。
これが、行く行くはネット内だけで大ヒットというところまで行くかどうか? まだわかりませんね。
■不振のスーパー、百貨店は一種の小売マスですが・・・
話は変わりますが、テレビがマスコミの代表とすれば、スーパーや百貨店はマス小売の代表(コンビニもあるけど)です。
スーパーや百貨店で取り扱われないものは、専門店やディスカウンターやネット販売など他のルートで売られます。スーパーや百貨店はボリュームゾーンにさばけて儲かる美味しい商品だけを扱おうとします。商売だから当然ですが・・・。
こんな中で、前出のポール・ポッツのような存在の商品というのがきっとあるんだろうなあと思うのです。
それとはちょっと違うんですが、私はカボシャールというフレグランスを長年愛用していますが、最近買おうと思って百貨店に行ったら置いてないんですね。もう流行らないというわけか? 元々そんなに流行っていなかったしね。何故私がカボシャールに魅せられたかというと、ヨーロッパへ旅行に行った時、空港で往来するとても素敵な女性がこの香りを身にまとっていることが多かったからです。即、免税店で買い求めましたよ。
今日本では、あまり強い香りをプンプンさせている女性はいませんね。日本人は無臭が好きです。その割にはフレグランスの売場自体は昔の面積は変わってないけど。
結局ネットだと買えたので良かったんですが、今までのいろいろなネット利用の経験から想像するに、このままだとネットでも買いにくくなるものと思われます。
ロングテールだの、ニッチ商品、超専門商品がネットなら売れるとか言われていますが、案外そうでもなくて、というか、ネットでも売れる商品しか扱われない傾向がだんだんと強まりつつあります。ビジネスだもんね。
ただ、いいものなのに知られていないから買われないものというのはありますよね。音楽ならネットを通じて聞くことができるし、イラスト、映像などは見ることができますが、香りはできないしねえ。だから、ネットと親和性のいい商品・ビジネスというのはあるでしょうね。
■花もネットでは注文しづらいなあ
昨日からネットでアレンジフラワーを贈ろうと探しているのですが、これもなかなか注文しづらいということが分かりました。
例えば義理で母の日に花を贈る程度で、3000円くらいのものなら十分注文できるのですが、もう少し高価で、心をこめたいと思うと、ネットでは心もとない。
何故かと考えると、①品質保証がない、②ボリューム感がわからない・・・という部分が影響しているように思えます。
例えば、ソニーの型番何何というような既成の量産品なら、量販店で現物を見てからネットで安い所を探して買うとかできるし、既に知っている商品、例えばカップヌードルを一箱買うならできます。これは、①②がわかっているからなんですね。
インターネットはマスが捨て去るものを拾ってくれるかもしれないけど、インターネットは万能ではないということも言えるんですね。
少し話題は古くなりますが、ポール・ポッツ、スーザン・ボイルはBarrymore's My Kind of Musicや、ブリテンズ・ゴット・タレントいうテレビ番組に出場して多くの観客や視聴者に感動を与え、その映像がYouTubeを通じて世界を駆けまわったことで瞬く間に世界的な歌手として有名になりました。
皮肉なことに、従来のテレビ、芸能プロダクション、音楽界からは見向きもされていなかった二人が、テレビの番組企画の中から登場したのです。彼らの声、表現力には人の心を動かす何かが備わっていました。ただ風采はあがらない(失礼)し、音楽の世界へデビューする本道からははずれていたために埋もれていた才能ということになります。
このケースは、マスが見落としていたものを皮肉にもマスが発見したという構図です。
しかし今、YouTubeなどを通じて、多くの人々が発表の場を得て、彼ら二人のようになる可能性のある予備軍の人たちが生まれつつあるようです。
残念なことに、インターネット発で火がつくという現象も、①最初はインターネット内の口コミで徐々に広がる → ②それをマスコミが発見して話題として取り上げる → ③マスコミで取り上げられたのを見た人がまたインターネット内で話題にすることでさらに盛り上がる・・・という流れのようで、インターネットだけで大きな話題になっているわけではなさそうです。
これが、行く行くはネット内だけで大ヒットというところまで行くかどうか? まだわかりませんね。
■不振のスーパー、百貨店は一種の小売マスですが・・・
話は変わりますが、テレビがマスコミの代表とすれば、スーパーや百貨店はマス小売の代表(コンビニもあるけど)です。
スーパーや百貨店で取り扱われないものは、専門店やディスカウンターやネット販売など他のルートで売られます。スーパーや百貨店はボリュームゾーンにさばけて儲かる美味しい商品だけを扱おうとします。商売だから当然ですが・・・。
こんな中で、前出のポール・ポッツのような存在の商品というのがきっとあるんだろうなあと思うのです。
それとはちょっと違うんですが、私はカボシャールというフレグランスを長年愛用していますが、最近買おうと思って百貨店に行ったら置いてないんですね。もう流行らないというわけか? 元々そんなに流行っていなかったしね。何故私がカボシャールに魅せられたかというと、ヨーロッパへ旅行に行った時、空港で往来するとても素敵な女性がこの香りを身にまとっていることが多かったからです。即、免税店で買い求めましたよ。
今日本では、あまり強い香りをプンプンさせている女性はいませんね。日本人は無臭が好きです。その割にはフレグランスの売場自体は昔の面積は変わってないけど。
結局ネットだと買えたので良かったんですが、今までのいろいろなネット利用の経験から想像するに、このままだとネットでも買いにくくなるものと思われます。
ロングテールだの、ニッチ商品、超専門商品がネットなら売れるとか言われていますが、案外そうでもなくて、というか、ネットでも売れる商品しか扱われない傾向がだんだんと強まりつつあります。ビジネスだもんね。
ただ、いいものなのに知られていないから買われないものというのはありますよね。音楽ならネットを通じて聞くことができるし、イラスト、映像などは見ることができますが、香りはできないしねえ。だから、ネットと親和性のいい商品・ビジネスというのはあるでしょうね。
■花もネットでは注文しづらいなあ
昨日からネットでアレンジフラワーを贈ろうと探しているのですが、これもなかなか注文しづらいということが分かりました。
例えば義理で母の日に花を贈る程度で、3000円くらいのものなら十分注文できるのですが、もう少し高価で、心をこめたいと思うと、ネットでは心もとない。
何故かと考えると、①品質保証がない、②ボリューム感がわからない・・・という部分が影響しているように思えます。
例えば、ソニーの型番何何というような既成の量産品なら、量販店で現物を見てからネットで安い所を探して買うとかできるし、既に知っている商品、例えばカップヌードルを一箱買うならできます。これは、①②がわかっているからなんですね。
インターネットはマスが捨て去るものを拾ってくれるかもしれないけど、インターネットは万能ではないということも言えるんですね。
2010-06-25 19:27
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