JR大阪三越伊勢丹の縮小 がんばって欲しかったのにね! [SHOP]

このブログではしばしば百貨店・スーパー・ショッピングモールについて触れてきた。
三越伊勢丹については、各新聞が分析記事を書いている。今日も日経のを読んだが、内容は浅いものだった。まあ日経はいつもタイトルの割に中身がないんだけどね・・・。

阪急百貨店うめだ本店が建て替え後オープンする少し前に、梅田の4つの百貨店について、軽く分析してくれと頼まれたことがある。

その時の要点を書くと、
● 阪急・・・地域一番店であるから客層は幅広い。全方位外交って感じ。
● 阪神・・・ここは庶民的な市場。見た目は気にせず本質を重視する人が顧客。
● 大丸・・・ここのお客がいちばんお金持ち。ブランドや上質を好む。
● 伊勢丹三越・・・北浜三越を愛した人と、関東からの転勤族は行くだろうけど、他の人はあまり行かない。

JR大阪三越伊勢丹が縮小を発表した際に、「人の流れが読めなかった」というようなことを言ったとか。
確かに人の流れは重要である。が、そればかりではない。

梅田の地下通路を中心とした人の流れを乗り換え中心に見ていると、
● 阪急・阪神・JR‐地下鉄御堂筋線 ・・・ほぼ直結
● 阪急‐地下鉄谷町線・・・阪急D横+ホワイティ梅田
● 阪急‐阪神・・・   〃  
● 阪急‐地下鉄四つ橋線・・・いろんな行方があるが、途中に阪急・阪神・大丸あり
● 阪急‐JR・・・ほぼ直結
● 阪神‐地下鉄谷町線・・・ホワイティ梅田
● 阪神‐地下鉄四つ橋線・・・ほぼ直結(ヒルトンプラザ)
● 阪神‐JR・・・大丸
● JR-地下鉄谷町線・・・大丸・阪急・阪神・ホワイティ梅田
● JR-地下鉄四つ橋線・・・大丸・阪神
これに、JR北新地駅と各駅の連絡も入れると膨大になるが、そこには三越伊勢丹は登場しない。

であるから、乗り換えの場合は、三越伊勢丹はワザワザなのだ。

ワザワザであればそれだけの魅力が必要なのである。


自分自身も何度か同店に行き、何か買ってあげようと思ったり、またはここならあるかもと思って、行ったこともある。
しかし、あまり買わないまま縮小ということになった。

最も日常的な買い物は食品であるが、ここにはパン屋も少ないし、ワインも気取っていて毎日の食卓向きではない。野菜や魚などはスーパー形式になっていて、値段もわりとお手頃だが、それならスーパーで買うわねえ。
ファッションは面白いものも売っていたけどクセありなので、あまり気軽に手が伸ばせない。
アクセサリーなどは平凡で別に他の店でも同じ。
靴に至っては、オバサンっぽい品ぞろえで、ぜんぜん魅力がない。

日用雑貨売り場は、全くやる気がないようにしか見えなかった。

ただ一つほめるとすれば、受付案内の女性が非常に親切だったこと。
こんなものが買いたいのだが・・・というと、売り場に電話して調べて、いくつか紹介してくれた。
その手際の良さと的確さは他店では見られないものだった。惜しい。

ちなみに同じような注文を他店ですると。
● 阪急・・・そんなものは当店ではありません。うちは阪急ですからね!と言わんばかりに偉そうなおねえちゃん!
● 阪神・・・一生懸命調べてくれて、申し訳ありませんがそういうものは扱っていませんとの答え。でも自分で探しに行ったら売っていた。
● 大丸・・・わりと親切だけど、そもそも品ぞろえが良くないので、当然ない。
とまあ、そんな感じ。


私はよく「こんなものが買いたい」と思って百貨店を回る。
その際、たいがいは、4つも百貨店があるのに無いのである。
4つの店で売っているものの、7~8割は同じようなもので、残りが少し違う。
その少し違う部分で各店がもっと頑張って欲しいし、そこの部分でしか差別化できないじゃん。

三越伊勢丹? 伊勢丹三越? どっちかわからん、おぼえられへん・・・には他の3店では売っていないものでもっと魅力的なものを売って欲しかった。そこに期待していたので、とても残念だ。
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