久々にまともな分析 朝日新聞 津田大介氏


(論壇時評)ジェンダー対立 意識の溝、構造から変えよ ジャーナリスト・津田大介
は久々にしっかりとした社会分析の一文を読んだ気がする。

常々、記名のコラム的な文章を読んでも、表題から受けるイメージとはかけ離れている事が多く、分析不足、分析の浅さにがっくりする事が多いのだが、津田氏のものは良かったと思う。私自身この「意識の溝」をどうやったら埋められるのか、いろいろ試行錯誤してきた経緯があり、ぶっちゃけ、ぜんぜん埋めることができなくて、今も苦しんでいる。

例えば、女性の側がこうこうだから、こうして欲しいと訴えても男性はどうも理解できないようなので、それならばと、男性の方でよく考えて提案して欲しいと男性が自ら考えるように求めたけれど、何の返答もないままである。多分、何も思いつかない、考えられないのだろう。

「自ら相手の立場に立つ」という行為、例えば目の不自由な人の立場に立って、案内のあり方を考えるとかもそうなのだが、男性が自分がもし女性だったらとその立場に立ってものを考えるのは、自分が目が見えないと想定することよりも何倍も難しいのだろう。そう、だって、目を閉じるだけでは理解できない、津田氏のおっしゃるところの「経験の累積」が男女の間にはあるのだから。
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。